地方独立行政法人 京都市産業技術研究所
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工芸・漆チーム(ご利用者向け)

工芸・漆チームは,漆を中心として膠や油など工芸分野に関する業務や,文化財分野における分析技術やその意匠を活かした製品開発に関する業務を科学的・デザイン的な面から行っています。

業務内容

(1)研究・技術分野

  • 新たな分散法を用いた漆の改質
  • 高性能漆の更なる高度化とその利用拡大
  • 文化財修復における塗膜分析の前処理技術
  • 2D及び3D/CAD/RP技術やICT技術などデジタル技術の活用とその手法研究
  • 工芸分野における企画立案,マーケティング,スタイリング,工程設計など様々な手法を用いた製品開発
  • ユニバーサルデザインに立脚した工芸製品の開発

(2)技術相談・指導業務

  • 漆の乾燥促進・低湿乾燥,耐候性の向上,陶胎漆器等の新商品開発における焼付け技術や漆の改質技術のほか,被塗物に合わせた塗料の選択などの塗装に関する技術指導を実施
  • 様々な工芸分野における工芸材料に関する相談業務
  • 2D及び3D/CAD/RP利用技術を駆使した工芸製品に関する技術相談

(3)依頼試験・分析

  • 塗膜,プラスチック,ゴムや印刷インク等の促進耐候性試験機を用いた劣化試験を実施
  • フィルム,金属製品,プラスチック製品等における分光光度計を用いた分光特性試験を実施
  • 熱分解ガスクロマトグラフ質量分析計を用いた有機物の微量分析
  • 卓上型核磁気共鳴装置による定性・定量分析
  • 漆や膠等の天然物由来の塗材のFT-IR分析
  • 塗膜やプラスチック等のユニバーサル硬度計を用いた硬さ試験を実施
  • 三次元デジタイザ(3Dスキャナー)及びラピッドプロトタイピング造形装置(3Dプリンター)による工芸品,工業機器,部品等の計測,試作出力依頼

(4)人材育成・研修業務

  • 伝統産業技術後継者育成研修(漆工コース・漆工応用コース)
  • ORT事業(年2-3企業に実施)
     様々な被塗物に合わせた漆の塗装工程について
     天然物等の物性評価や利用法について

主な取扱設備機器

  • 分光光度計
     日立分光光度計 U-4100,(株)日立ハイテクノロジーズ社製
  • 促進耐候性試験機
     スーパーキセノンウェザーメーター SX75,スガ試験機(株)社製
  • 超微小硬さ試験機(ユニバーサル硬度計)
     フィッシャースコープ HM2000 Xyp,(株)フィッシャー・インストルメンツ社製
  • 熱分解ガスクロマトグラフ質量分析装置(GC-MS),熱分解装置 EGA/PY-3030D
     GC-MS QP2010SE,(株)島津製作所社製,フロンティア・ラボ(株)社製
  • 核磁気共鳴装置(NMR)
     Pulsar HFC,オックスフォード・インストゥルメンツ(株)社製
  • 3Dスキャナー
     RANGE5(コニカミノルタ社製)
     HANDYSCAN700(CREAFORM社製)
  • 3Dプリンター(ラピッドプロトタイピング造形装置)
     F370(熱溶解積層方式 Stratasys社製)
     FORM2(光造形方式 Formlabs社製)

主な研究シーズ

  • 漆の新規利用技術

     開発した高光沢・高透明度を有する漆を使用し,漆塗りの新たな製品開発に向けて取り組んでいます。要求される塗膜性能(耐久性・塗膜物性等)を満足するための塗装設計を行い,漆塗りの高級感を生かした建材,家電製品,日用製品等の開発を支援しています。
  • 文化財修復における塗膜分析技術

     古い塗膜を調査する上で,様々な状態(塗膜片状,粉状など)や複雑に混じり合った状態での試験片を分析する必要があります。京都の誇る文化への貢献を目的として,より正確な情報を得るための分析技術の確立を目指しています。
  • 工芸デザイン開発における企画立案,スタイリング,工程設計までの一連の技術

     工芸/プロダクト/グラフィックなどの各種領域のデザイン技術を保有しています。
     漆器,陶磁器,金属工芸,竹工芸等をはじめとした京都らしい伝統分野と,先進工業分野とが連携したものづくりについて,2D及び3D/CAD/RP技術やICT技術などのデジタル技術を適切に応用し,企画立案から製品設計までサポートしています。
  • 形状測定技術

     新製品開発,文化財修復・復元などにおいて,3Dスキャナーによるデータ計測を行い,得られたデータを基に造形装置による試作モデルの作成や製品化へ向けた支援につなげています。

担当研究会

  • 漆を科学する会
  • 京都漆器青年会

担当者