京都市内の清酒生産拠点への支援として、市内の醸造業者への技術支援を一貫して実施しています。同時に京都地区に集積する計測機器、試薬製造業者に対する開発支援、異物分析を中心とする食品製造業者への技術相談などを実施しています。
純米酒・吟醸酒等の付加価値の高い製品製造に利用できる清酒酵母の開発等、醸造・食品産業向け技術開発を行っています。また、バイオ計測に関する研究開発用試薬キット、デバイスの開発を行っています。更には、計測に必要な抽出、前処理、分離用試薬に関して、製品化し、事業展開の支援も行っています。
発酵食品等の工程管理に関する技術相談や、半導体センサーを利用した小型・高感度計測技術の開発、タンパク分析用抽出、前処理、分離キットの開発などの先端バイオ研究向け分析技術に関する技術相談も実施しています。
清酒製造工程の品質管理を目的とした香気成分の定量分析等の食品一般分析、麹のアミラーゼ活性等の酵素力測定、微生物試験や、清酒を含めた食品全般のクレーム処理に伴う着色、異物、混濁物質などの原因究明のための分光分析、分離分析、微生物試験等のほか、タンパク質分析などの試験・分析を実施しています。
ORT事業や研究会事業を通じ、機器分析や食品製造における品質管理に関する研修事業を実施しています。また、京都バイオ計測センターにて醸造分析から高度分析機器を用いた分析に至るまで様々な人材育成事業を実施しています。
さらに、「京都バイオ計測センターユーザーネットワーク」を形成してユーザー間の連携を促す取組を実施し、産学公による人材・技術の交流を図ります。