バイク用ハンドルの防振対策について(第3報)
- 技術ノート
- 金属
担当者 |
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概要 |
二輪車用ハンドルは走行中に,路面及びエンジンからの振動が伝わるため,長時間の走行において,身体や部品の取り付けに悪影響を与えることが知られている。その振動を抑える目的で筆者は前々報1),特に前報2)では実際のバイク用ハンドル(写真2)を入手し,パイプ内にある一定量のシリコンゴムを注入することで,未対策時に比較して共振加速度を3分の1程度に低減できることを確認した。その結果を踏まえて,本報告では「バーウェイト」などと称されるハンドル用の市販の防振部品を入手し,その効果の程度を検証した。それについて実験を重ねたところ,当研究所に導入された振動試験装置3)(写真1)を使った場合においては,筆者が実施したシリコンゴムを充填した場合よりも良好な効果が認められた。これにより,筆者の試作品の一層の効果の改善が求められることを認識した。 |
研究期間 |
平成27年4月~平成28年3月 |
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キーワード
- 振動試験装置