塩溶液繭繰糸法による生糸の実用化の可能性に関する研究2-織物への応用-
- 技術ノート
- 製織・DX
担当者 |
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概要 |
昨年度は絹の新たな製糸法である塩溶液繭繰糸法を用いて生糸を作製し,熱水を用いて製糸する従来法との性質を比較した。 本報では塩溶液繭繰糸法によって得られた生糸を用いた織物の力学的特性をKESにより評価した。まず強伸度試験を行い,織物の糸として適切なより数を求めた。次に,この糸を用いて織物試料を作製し,これらを湿熱処理及び洗濯処理を行い,各処理における力学的特性変化を検討した。その結果,湿熱処理の有無及び湿熱処理温度に依存するもの,及び湿熱処理温度に影響がないものがあることがわかった。さらに,洗濯処理については大きな影響を及ぼさないことがわかった。 |
研究期間 |
平成26年4月~平成27年3月 |
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キーワード
- 力学特性
- 塩溶液
- 織物
- 繭
- 繰糸法