乳酸菌ライブラリーの構築に関する研究
- バイオ・食品・醸造
- 技術ノート
担当者 |
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概要 |
微生物は菌株それぞれが唯一無二であり,昨今,有用な微生物そのものが生物資源として価値が再認識されている。本研究では乳酸菌を研究対象とする。乳酸菌は長年にわたりヨーグルトや漬物などの発酵食品に広く用いられ,人にとって非常に身近で安心なものである。さらに,近年,多くの乳酸菌がプロバイオティクス(ヒトの健康に好影響を与える生細菌)として注目を集めている。 京都では微生物の力を借りてつくられた多くの発酵食品(飲料含む)が市場に出回っている。しかしながら,商品(発酵食品)の品質を大きく左右する微生物の保管・管理は,大手企業を除けば多くの事業所で十分には行われていない。そこで,将来的に発酵食品製造において新製品の開発や品質管理に寄与すべく,研究所オリジナルの乳酸菌コレクション,即ち,乳酸菌ライブラリー構築を目指して乳酸菌の単離を発酵食品等から行った。その結果,300株以上の菌株のストックを構築した。 |
研究期間 |
平成26年4月~平成27年3月 |
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キーワード
- 乳酸菌
- 乳酸菌ライブラリー
- 食品
- 食品微生物