グロー放電発光分析装置(GDS)による水素分析技術の確立(第2報) 4A族元素及び5A族元素の水素吸蔵挙動について
- 研究報告
- 金属
担当者 |
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概要 |
GDSによる水素分析技術を確立するために4A族元素(Ti, Zr, 及びHf)ならびに5A族元素(V,Nb及びTa)について水素吸蔵材を作製し,それぞれの水素侵入挙動について検討した。GDS及びXRDの測定結果より,4A族元素は表面に水素が濃化しており,5A族元素では内部まで水素が存在していることが判明した。検討した水素吸蔵材の中で,Tiは水素吸蔵量の調整が容易であることから,GDS用の水素分析用標準試料の母材に適していると判断した。また,Ti水素吸蔵材の表面に濃化した水素は熱処理することにより内部まで拡散することが判明した。これらの結果より,水素吸蔵材としてTiを用いることにより,GDS用水素分析の標準試料の開発に繋がる可能性が示唆された。 |
研究期間 |
(記載なし) |
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キーワード
- GD-OES
- グロー放電発光分光分析
- 水素分布
- 水素分析
- 水素吸蔵