難燃性を付与したバイオマス複合材料の開発~分析機器部品への適用を目指して~
- 技術ノート
- プラスチック
| 担当者 |
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| 概要 |
分析機器分野における二酸化炭素排出量削減とサーキュラーエコノミーに貢献するため、難燃性を有する高バイオ度樹脂複合材料の開発に取り組んだ。マトリックスにはサトウキビの搾りかす(廃棄物)に含まれる糖蜜を原料としたバイオポリエチレン(バイオPE)を選定し、その力学的特性の不足を補うために、強化繊維として植物の光合成により大気中の二酸化炭素が固定化されたパルプを複合化した。開発材料の物性目標値は、分析機器部品に多用されている石油由来のポリプロピレン(PP)を念頭に置き、市販PPの高弾性グレードの弾性率(2000MPa)、自動車部品用PPの要求下限である耐衝撃性(Izod衝撃強度8kJ/m2)、及び難燃性UL94規格のV-0グレード(試験片厚さ2mm)とした。セルロースナノファイバー強化樹脂の一貫製造プロセスである「京都プロセス」を複合化の基本技術として、難燃剤を配合することにより、目標値を超える高バイオ度樹脂複合材料の作製に成功した。 |
| 発行年度 |
2025年度発行 |
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キーワード
- セルロース強化
- 高バイオ度
- 力学的特性
- サーキュラーエコノミー
- 難燃性