入手可能な原料を用いた金天目釉の作製と技術構築
- 技術ノート
- 陶磁器・ファインセラミックス
担当者 |
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概要 |
地方独立行政法人 京都市産業技術研究所(産技研)で保管されている金天目釉のテストピースは、現在入手困難な平津長石を主成分として使用した基礎釉に、Fe2O3(弁柄)などの色材を添加することによって作製されており、その再現性に大きな課題が生じている。平津長石を使用せず、当面入手可能な長石を用いた調合を検討した結果、福島特選長石や洋広長石を使用することで、金天目釉を作製することができた。釉薬の発色は基礎釉や色材によって変化したが、釉や色材の組成による発色の変化に明確な傾向は見られず、温度条件や還元雰囲気などの焼成条件や釉薬の厚みなどが影響している可能性が示唆された。 |
発行年度 |
2023年度発行 |
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キーワード
- 平津長石
- 福島特選長石
- 洋広長石
- 金天目釉
- 釉薬