- お知らせ
伝統工芸品の代替素材開発プロジェクト支援
京都市産技研では、伝統工芸品の代替素材開発に挑戦するプロジェクトを支援しています。
伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス様の事業「伝統芸能文化復元・活性化共同プログラム」におきまして、京都市産業技術研究所が技術指導等の支援で協力いたしました。
本事業は伝統芸能文化の保存・継承・普及を目的とした活動を支援し、伝統芸能文化を現代に適合した形で復活させることを目的としたもので、申請者と伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィスが共同で事業実施するものです。
「新素材による鉦すりの試作と生産業者の探索」(令和元年度採択事業)
祇園祭における祇園囃子の道具「鉦すり」の柄について、元素材である鯨ひげに代わる素材を模索するべく、鯨ひげの物性調査を行い、それに適したプラスチックの加工会社を紹介する形で、事業協力しました。
「柳川三味線のための胴皮新素材開発」(平成30年度)
京都を中心に伝承されている「柳川三味線」の胴皮は猫皮を使用しており、入手困難になっていることから、和紙による胴皮開発を行うという取り組み。開発共同者に適した研究所の相談を受けたため、地場産業に和紙がある岐阜県産業技術センター紙業部(現、岐阜県産業技術総合センター繊維・紙業部)を紹介し、開発の推進に協力しました。
詳しくは事業報告書をご覧ください。
リンク(※各事業報告へリンク)
『新素材による鉦すりの試作と生産業者の探索』
http://traditional-arts.org/report/2023/04/03/1255/
『柳川三味線のための胴皮新素材開発 事業報告書』
http://traditional-arts.org/report/2022/09/22/1144/
問い合わせ先:文化財修復プロジェクト
伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス
http://traditional-arts.org/