セルロースナノファイバーによるポリアミド樹脂の強化
- プラスチック
- 研究報告
担当者 |
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概要 |
セノロースナノファイパー(CNF)強化ボリアミド(PA)12複合材料を作製し,CNFへの化学修飾が各種物性に及ぼす影響を検討した。X線コンビューティッドトモグラフ(X-CT) 像,固体動的粘弾性特性及び破断面観察の結果から,CNFA1におけるCNFの分散性及びC/A1の界面接着性が向上することが明らかとなった。この両者が向上したCNF/P2複合材料は,力学的特性では静的な曲げ試験及び動的な衝撃強度において優れた特徴ある性能を示した。さらに荷重たわみ温度試験(HDT)による耐熱性評価においても顕著な性能向上が見られ,代表的なナノコンポジットである有機化モンモリロナイト強化材料を上回った。これはCNFの高いアスペクト比及びCNFのネットワーク構造によるものであると考えられる。 |
研究期間 |
(記載なし) |
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キーワード
- グリーンコンポジット
- セルロースナノファイバー
- ナノ分散
- ポリアミド樹脂
- 化学修飾