DATA
- 成果
- デジタル化推進 / 新商品開発 / 設備導入
- 業種
- 伝統産業
- 対応分野
- デザイン / 塗装・漆工 / 金属 / 陶磁器・ファインセラミックス
- 支援方法
- 技術相談
- 企業・組織
- (有)晋六、アトリエYOU、suosikki
- ポイント
-
- デジタル機器の活用による、工程の短縮と検証の深化
伝統は革新の連続
伝統産業の主な開発手法は,デザイン検討から商品化に至る多くの工程が手仕事を中心としています。手仕事・手作りは伝統的ものづくりの大きな魅力ですが,その一方で新商品の開発には試行錯誤による多大な時間と経費がかかることから,小規模事業者では開発コストの負担が大きいという課題があります。
京都市産技研では,伝統工芸品の開発工程にデジタル機器を活用し,試作と量産工程の一部をデジタル化することにより工程の短縮と検証の深化を図る研究を行っています。デジタル技術には創作における自由度や効率性といった面で大きな優位性があり,また近年では2D・3D-CADソフトや3Dプリンタの操作性が向上し,作り手の感性を削ぐことなく扱えるようになったことから,伝統産業分野でも導入障壁は下がっています。この技術導入により新商品開発能力の向上と開発コスト低減を実現できた実例をご紹介します。