京都バイオ計測センター 分析技術講習会 1
第1回 水を含む試料の直接誘導体化による脂肪酸分析
~食品や血液*を対象としたGC講習会~ 《動画配信、講義・実習》
https://tc-kyoto.or.jp/kist-bic/news/koushukai-202501.html
ガスクロマトグラフィ(Gas Chromatography)は主として常温若しくは加熱によって気体となる化合物を分離・分析する方法です。この分析技術は、有機溶媒や香料などの化学製品の分析に用いられています。さらに脂肪酸や糖などの不揮発性物質も誘導体化処理を行い揮発性物質にすることで分析が可能になるため、先端研究から医薬品の工程管理、食品の製造管理、クレーム処理など幅広い領域で利用されています。
本講習会では、ガスクロマトグラフィの一連の分析技術について講義・分析操作の実習を行います。実習では実際のサンプルを用いて分析操作を行っていただくとともに、事前に概要動画を限定配信します。実習では脂質を含む試料を扱います。特に今回は、食品や血液など水を含んだ試料から、脂質を抽出することなく構成脂肪酸を直接、誘導体化してGC分析することを目的とします。試料から脂質を抽出する面倒な過程をスキップして、水分を含む試料を容易に分析してみませんか。
参加申込みをお待ちしております。
*当センターでは血液は扱えません。GCを利用される時は処理済の試料をご持参していただくことになります。
【日時】動画配信:令和7年6月6日(金)~令和7年6月17日(火)
講義・実習:令和7年6月18日(水) 10:00~16:30
【場所】京都市産業技術研究所7階 京都バイオ計測センター
(京都市下京区中堂寺粟田町91 京都リサーチパーク9号館南棟)
https://tc-kyoto.or.jp/aboutus/#access
【内容】動画配信:ガスクロマトグラフィの基礎
(令和6年度分析技術講習会 第2回ガスクロマトグラフィ(GC)と同じ動画)
講義・実習:・ガスクロマトグラフィの原理説明
・水を含んだ脂質試料の直接脂肪酸メチル化反応、薄層クロマトグラフィ
・脂肪酸メチルのガスクロマトグラフィ
講師:京都府立大学名誉教授 市原 謙一 氏
【対象】企業技術者、大学(教員、学生)、公設研究機関研究者 等
【参加費】無料
【定員】動画配信:100名程度
講義・実習:10名
※講義・実習は抽選方式。申込状況によって、1機関につき1名とさせていただく場合がございます。
【主催】京都市、(地独)京都市産業技術研究所、Biock分析・計測分科会
【後援】バイオコミュニティ関西
【申込方法】
こちらのフォームからお申込みください。
※令和7年6月5日(木)までに、動画配信申込者には視聴URL、講義・実習申込者には抽選結果をメールでお知らせします。
【募集期間】令和7年5月19日(月)~令和7年6月2日(月)
【問合せ】京都バイオ計測センター
(京都市下京区中堂寺粟田町91 京都市産業技術研究所7階)
電話:075-326-6101 E-mail:kist-bic@tc-kyoto.or.jp