「再生医療オープンイノベーションセミナー2023」の開催について
京都市、(地独)京都市産業技術研究所及び(公財)京都高度技術研究所では、近畿経済産業局、(公財)京都大学iPS細胞研究財団とともに、下記のとおり「再生医療オープンイノベーションセミナー2023」を開催しますのでお知らせします。
本セミナーでは、世界最先端の研究機関としてiPS細胞の実用化に取り組む(公財)京都大学iPS細胞研究財団での取組状況や研究内容、事業化に向けた課題、オープンイノベーションに対する期待等について、ニーズとともにご紹介いただき、事業者等との連携を促進することで、再生医療の実用化の加速を図ります。
1 日時
令和5年12月8日(金)午後1時30分~午後4時35分(開場:午後1時)
2 会場
京都市産業技術研究所 2階ホール(〒600-8815 京都市下京区中堂寺粟田町91
京都リサーチパーク 9号館南棟)
3 プログラム
【第1部】
13:30 | 開会挨拶 |
13:35 | 京都大学iPS細胞研究財団(CiRA_F)の紹介 |
(公財)京都大学iPS細胞研究財団 広報グループ 和田 依美里 氏 | |
13:50 | my iPSⓇ プロジェクト(自家iPS細胞を用いた再生医療)の概要と課題 |
(公財)京都大学iPS細胞研究財団 研究開発センター | |
14:50 | 京都市産業技術研究所(京都バイオ計測センター)の取組の紹介 |
(地独)京都市産業技術研究所 理事 山本 佳宏 | |
15:00 | 近畿経済産業局の取組の紹介 |
近畿経済産業局 バイオ・医療機器技術振興課 係長 木下 晶由美 氏 | |
15:10 | 京都市の取組の紹介 |
京都市産業観光局 産業イノベーション推進室 | |
15:15 | 閉会挨拶 |
【第2部】
15:35 | フリーディスカッション&京都バイオ計測センター見学会 |
【実用化ニーズ(共同研究テーマ)】
■キーワード:細胞製造、自動化、閉鎖型容器、非破壊検査、DX化、教育、臨床応用
■閉鎖型培養装置:数mLの血液からiPS細胞の樹立・拡大培養・分化誘導・分注などを閉鎖型の装置内で実施可能な装置開発(装置を構成する温冷装置・微量送液技術・攪拌装置・無菌コネクタなどの要素技術)
■閉鎖型容器:プラスチック容器、バック、チューブの加工、プラズマ処理、滅菌
■iPS細胞の作製:血液採取バック、PBMC分離、ウイルスベクターの凍結乾燥保管
■iPS細胞・分化細胞の遺伝子改変:ウイルスベクター製造・遺伝子導入技術
■iPS細胞・分化細胞の選抜:細胞表面マーカー検出用分子(ScFv、VHHなど)
■培地・足場材などの原材料:ペプチド・安定化RNAの製造、長鎖一本鎖DNAの化学合成
■細胞品質の評価:迅速・非破壊検査(無菌・ウイルス試験、血液検査、AI画像解析、細胞機能解析)
■製造のオンラインモニタリング:培地分析、無菌試験、粒度分布測定、三次元細胞観察
■試薬・資材の電子管理:電子記録書と連動したバーコードリーダー
■人材育成:再生医療分野における人材の教育・育成・発掘、ナレッジマネジメント
4 対象
iPS細胞の実用化ニーズや、共同研究テーマに関心のある事業者 等
5 参加費
第1部、第2部ともに無料
6 定員
第1部(セミナー):100名
第2部(フリーディスカッション&京都バイオ計測センター見学会):20名
※ 第1部、第2部ともに先着順かつ事前申込が必要です。
※ 定員を超えた場合は調整することがあります。
7 申込方法
お申込みについては、以下のURLからご確認ください。
https://www.astem.or.jp/entre/startup/koi02
8 申込期間
令和5年11月2日(木)~令和5年12月6日(水)
9 主催・共催等
主催・共催:京都市、(地独)京都市産業技術研究所、(公財)京都高度技術研究所、
近畿経済産業局「関西再生医療産業コンソーシアム(KRIC)」、
(公財)京都大学iPS細胞研究財団
協力 :(公財)新産業創造研究機構、バイオコミュニティ関西
10 問合せ先
(公財)京都高度技術研究所 地域産業活性化本部 人材育成支援部
TEL:075-315-3708
E-mail:info-startup@astem.or.jp
<参考1>
公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団(CiRA_F)
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)から一部の機能を分離する形で令和元年9月6日に設立、令和2年4月1日の公益認定(内閣府)取得後に活動を開始。最適なiPS細胞技術を良心的な価格で届けることを理念とし、iPS細胞の製造や品質評価などの技術を産業界へと「橋渡し」する機能を担う。<参考2>
京都バイオ計測センター(https://tc-kyoto.or.jp/kist-bic/)
バイオテクノロジー関連の高度分析機器の共同利用による共同研究の推進と中小企業の研究開発・人材育成を行うために国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の支援を受け、京都市が平成23年に開設した。
JSTから譲渡を受けた高度研究機器を活用し、地域の特色を生かした産学官連携拠点を整備することにより、地域発のイノベーションの創出を推進し、科学技術による地域活性化を図る。
広報資料