酵素タンパク質を取り扱うための基礎講習会
2023年度京都バイオ計測センター講習会
~抽出・精製と活性測定を中心に~《ハイブリッド形式》
京都市産業技術研究所は本年度より「バイオコミュニティ関西※1(略称:BiocK)」に連携機関として参画するとともに、Biock内に「分析・計測分科会」を島津製作所、京都市と共同で立ち上げ、その活動の一つである分析・計測技術で世界に伍するバイオ産業の発展の実現へ向けた人材育成プログラムを開始しました。また、今年度「バイオものづくり※2」政策が近畿経済産業局内の重点的に取り組む項目として挙げられ、関西圏において「バイオものづくり」を醸成していこうとする機運が高まっています。
今回、医薬・診断薬、また、洗剤などの化成品・化粧品・機能性食品の原料、化成品・食品生産のツールとして広く利用されている酵素等の機能性タンパク質の「精製」の講習会として、微生物からの酵素の抽出と精製に係る講習を行います。併せて、抽出・精製・機能解析に必須となる活性測定に係る各種手法について講習を行います。これらにより、得られた配列情報から実際に機能する機能性タンパク質(酵素など)を生体から抽出し、精製する技術を把握することが可能となります。
なお、今回の講習会後に実際のサンプルを対象とした実技講習会を実施していく予定です。
皆様のご参加お待ちしております。
チラシ
京都バイオ計測センターウェブページ
【日時】令和5年9月22日(金) 13:30~17:00
※ハイブリッド形式(Zoom)で行います。
【場所】京都バイオ計測センター
(京都市下京区中堂寺粟田町91 京都市産業技術研究所7階)
https://tc-kyoto.or.jp/access/
【内容】講義: ・酵素の抽出と精製の概要
・活性測定の手法について
講師 京都府立大学名誉教授 渡部 邦彦 氏
【対象】企業技術者、大学(教員、学生)、公設研究機関研究者 等
【参加費】無料
【定員】
・対面形式:12名 ※先着順(定員を超えた場合は主催側で調整することがあります)
・Web形式(Zoom): 定員なし
【主催】京都市、(地独)京都市産業技術研究所
【共催】近畿経済産業局
【後援】バイオコミュニティ関西、京都ものづくり協力会
【申込方法】
次の1~7事項を明記のうえ、下記のアドレス宛にメールでお申し込みください。
<アドレス> kist-bic@tc-kyoto.or.jp
<件名> 酵素タンパク質を取り扱うための基礎講習会参加申込
<本文> 1 お名前(ふりがな)
2 ご所属(企業名、大学名等)
3 部署・役職
4 Eメールアドレス
5 電話番号
6 タンパク質の精製の経験の有無
7 受講希望 (対面形式、Web形式)
申込締切: 令和5年9月20日(水)
【問合せ】京都バイオ計測センター
(京都市下京区中堂寺粟田町91 京都市産業技術研究所7階)
電話:075-326-6101 E-mail:kist-bic@tc-kyoto.or.jp
(参考1)バイオコミュニティ関西(BiocK)について(https://biock.jp/)
バイオ関連市場の拡大に向けて、東京圏のGreater Tokyo Biocommunity(GTB)とともに、内閣府のバイオ戦略に基づき認定されている官民ネットワーク。ヘルスケアや環境・エネルギーなど、多様な分野から25の分科会が設置されており、京都市産技研は、「分析・計測分科会」に参画している。
○ 構成員:京都市、京都府、大阪市、大阪府、神戸市、兵庫県など12の自治体をはじめ、大学、経済団体等産学官の機関により構成
(参考2)バイオものづくりについて
微生物や動植物等の細胞によって物質を生産することであり、化学素材、燃料、医薬品、動物繊維、食品等、様々な産業分野で利用される技術。
化石燃料を原料としないで物質の生産を行うことができることから、カーボンニュートラル実現のキーテクノロジーとして大きな期待が寄せられている。