ここでは、京都市産業技術研究所で発行している出版物・書籍についてご紹介します。
※購入については、研究所受付までお問い合わせください。
織物組織(基礎編、応用編)
価格 :2,110円(税込)
サイズ :A4判
ページ数:基礎編85ページ(モノクロ)+応用編97ページ(モノクロ+カラー)
=182ページ
綴じ方 :無線綴じ
重さ :約820g
内容
基礎編と応用編の2部に分けて発行していましたが、これらを合本して一冊にまとめました。
基礎編において織物組織の描き方、三原組織とその変化組織、特別組織、色糸効果、耳組織、機装置及び組織の分解方法について解説し、応用編においてたて二重織、よこ二重織、袋織などの多重組織や紗・絽・羅などのもじり組織を中心に解説しています。
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―基礎編―
第1章 織物組織の描き方
織物、織物組織の表し方、意匠紙、織物組織図、織物断面図、完全組織、等価組織
第2章 三原組織
平織、斜文織(綾織)、朱子織
第3章 変化組織
変化平織、変化斜文織、変化朱子織、特別組織
第4章 織物組織と色糸効果
第5章 耳組織
第6章 織物組織と機装置
開口装置、綜絖通し、紋栓、筬通し、織方図
第7章 組織の分解方法
―応用編―
第1章 重ね組織
よこ二重織、たて二重織、二重織、接結二重織、多層織、袋織、風通織
第2章 応用組織
さしこ織、網目織、トリコ織、ピッケ、ひだ織、ベッドフォードコード織、
接結紋様二重織
第3章 パイル織
よこパイル織、たてパイル織
第4章 からみ組織
紗、絽、羅
第5章 西陣織の伝統織物
第6章 紋織物の機装置
釜、はつり、棒刀、伏機、トジ
和装品故障事例集
価格 :1,850円(税込)
サイズ :A4判
ページ数:78ページ(オールカラー)
綴じ方 :無線綴じ
重さ :約300g
内容
変色、付着物、形態変化、汚染、染着異常、生地の異常、金銀糸・箔の異常、周辺情報について、和装品の故障事例を写真や図を用いてわかりやすく解説しています。

目次
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変色
・保管中のガスによる変色
・光による変色(日焼け)
・汗による変色
・残留物による変色
・紋周辺の変色
・三度黒の経年変化による変色
・接触による還元変色
・金彩の硫化変色
・緑青
・カビの発生
・匂い袋による黄変
・BHT黄変
・たとう紙との接触による変色
・防腐剤の影響による変色
付着物
・ゴム製ベルトからの付着物による白け
・角質の付着による白け
・粉吹き
・防虫剤による各種溶解事例
形態変化
・スレ
・八掛の毛羽立ち
・着用じわと収縮
・穴あき(虫食い)
・穴あき(刃物,熱)
・浴衣の脆化による破れ
・スリップ
・ウォータースポット
・のせ友禅の剥離
・アイロンによる光沢異常
・製織後の糸引け
・チョークマーク
汚染
・染色物のカチオン処理の影響
・各種色泣き
染着異常
・浸染における染着異常
・精練むらによる染着異常
・残渣移動による染着異常
・引染後の斑点状染着異常
・ベンジンでできる輪じみ
・抜染剤残留の影響
・地入れカス
生地の異常
・繰り返しのあるたて筋
・整経時に生じた糸同士の摩擦によるたて筋
・張力異常によるたて筋
・異ロット混入によるたて筋
・撚糸異常によるよこ筋
・織機での摩擦によるよこ筋(ムカデ傷)
・死繭によるよこ筋(死ごもり繭)
・密度異常によるよこ段
・張力異常によるよこ段
金銀糸・箔の異常
・金銀糸の撚糸異常によるよこ段
・開口不良による組織の乱れ
・毛羽とラウジネス
・箔の硫化変色(箔焼け)
・箔飛び(箔抜け)
・箔返り
・箔の剥離
周辺情報
・ブラックライトで何が見える?
・各種浸染用染色機
・硬さを見る
・インクジェットについて
・除湿剤の吸湿について
・繊維を食べる虫
そこが知りたいQ&A -和装染織品の故障防止のために
価格 :1,570円(税込)
サイズ :B5判
ページ数:84ページ(カラー40ページ、モノクロ48ページ)
重さ :約230g
京都市産業技術研究所では、染織技術相談室を中心に和装品関連業界より持ち込まれる商品クレームや製造工程中のトラブルに対応していますが、本書はそれらの事例の中から発生頻度の高いものや、注意を要する事例などをピックアップし編集しました。カラー写真や図解などを取り入れ、一問一答の形でわかりやすく解説しています。

内容
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Q01 ガスによる変色
Q02 匂い袋による黄変
Q03 光による変色
Q04 残留物による変色
Q05 紋の脱色剤の水洗不良
Q06 還元作用による変色
Q07 ゴム焼け
Q08 白生地の黄変
Q09 堅ろう染めの日焼け
Q10 金銀糸の硫化変色
Q11 収縮
Q12 着用じわ
Q13 スリップ
Q14 毛羽
Q15 スレ
Q16 折れ
Q17 かえり
Q18 ウォータースポット
Q19 モアレ
Q20 キズによる光沢異常
Q21 ゆかたの脆化
Q22 穴あき
Q23 水による精練残渣の移動
Q24 染色用水
Q25 ウィンスむら
Q26 かぶり
Q27 深色加工
Q28 ガード加工品の染め替え
Q29 シノンの染色性
Q30 練りむら
Q31 引染用染料
Q32 地入れ
Q33 引染時の斑点状染着異常
Q34 刷毛跡
Q35 耳だまり
Q36 蒸し故障
Q37 チョークマーク
Q38 水洗工程での故障
Q39 耳の孔
Q40 づあがり
Q41 青花残り
Q42 糸目故障
Q43 伏糊故障
Q44 挿し友禅故障
Q45 不上がり防止
Q46 ドライクリーニングでの色落ち
Q47 通気性不良による色泣き
Q48 背伏せからの色落ち
Q49 染色堅ろう度
Q50 染色堅ろう度試験
Q51 石験カスと消泡剤
Q52 石験カス
Q53 粉吹き
Q54 真ちゅうの緑青
Q55 ドライクリーニングによる金彩はく離
Q56 防虫剤による金彩はく離
Q57 防虫剤によるラッカー箔の溶出
Q58 重ね合わせによる接着不良
Q59 アルミ抜け
Q60 絹とは
Q61 たて筋全般
Q62 整経以前の要因によるサシ
Q63 織段
Q64 クロスローラの偏心による密度異常
Q65 箔返り
Q66 製織時の汚れ
Q67 金糸の異常
Q68 カビ
Q69 静電気
Q70 消費者のしみ落とし
Q71 着物の保管方法