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研究成果

ガスクロマトグラフィーによる血漿の遊離脂肪酸の定量

  • バイオ・食品・醸造
  • 研究抄録
担当者
京都バイオ計測センター招聘研究員
市原 謙一
バイオ系チーム
高阪 千尋、泊 直弘
京都バイオ計測センター
山本 佳宏
京都府立大学
増村 威宏
概要

ガスクロマトグラフィーを用いた血漿の遊離脂肪酸(free fatty acids, FFAs)の定量方法を開発した。血漿は,3倍量のメタノールにより抽出された。ほとんどのコレステロールエステルとトリアシルグリセロールはこの含水メタノールに溶解しなかった。この脂質の粗抽出液に含まれる FFAsを,室温でトリメチルシリルジアゾメタンを用いて,そのまま直接,選択的にメチル化した。生成した脂肪酸メチルエステル(fatty acid methyl esters, FAMEs)をヘキサンで抽出し,非反応性のリン脂質を 95%メタノールにて除去した。この部分精製された FAME溶液をガスクロマトグラフィーにて分析した。その結果,血漿の FFAsの組成と含量は,別の異なる2種類の分析方法により得られた値とよく一致していた。

原題

Determination of free fatty acids in plasma by gas chroma-tography

研究期間

令和2年4月~令和3年3月

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キーワード

  • Blood lipids
  • ガスクロマトグラフィー
  • 遊離脂肪酸