温度に対するウルシオールの粘度変化について
- 技術ノート
- 塗装・漆工
担当者 |
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概要 |
漆は,古来より使われてきた天然樹脂塗料であり,我々に非常になじみ深いものである。漆を乾燥させる方法として,常温・高湿度条件下にて酵素反応を用いた硬化が一般的である。一方,漆の精製や焼付塗装などにおいて,漆に熱処理を行う場合がある。漆の持つ化学構造から,熱による反応が進行することが考えられ,熱の影響について検討することは適切な状態で漆を扱うためには重要である。そこで,漆の主成分であるウルシオールに様々な温度を加え,その粘度の経時変化について検討を行った。また,NMR測定により,その構造の変化について検討を行った。その結果,100℃以上の条件では,重合反応の進行によ ・・・・(以下pdf参照) |
研究期間 |
令和2年4月~令和3年3月 |
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キーワード
- ウルシオール
- 塗装
- 漆
- 焼付
- 粘度