鉄の陽極酸化を用いて作製した多孔質酸化鉄膜のナノ構造が酸素電極特性に与える影響
- 研究論文
- 表面処理
担当者 |
|
---|---|
概要 |
陽極酸化及びポスト熱処理により,純鉄ディスク電極上に作製した異なる形態の多孔質酸化鉄膜(Fe3O4)について,その酸素還元反応/酸素発生反応(ORR/OER)用電極としての活性に及ぼすナノ構造の影響について調べるため,膜の形態観察,及び回転リングディスク電極(RRDE)を用いたそれら膜の電気化学的特性を評価した。定電圧40Vにおいて,陽極酸化で生成する多孔質膜の厚さを増大させるために処理時間を増加させると,大きな電気化学的活性表面積(ECSA)を有する多孔質酸化鉄膜が得られた。処理時間30分までは,時間の増加に伴いORR/OER活性が向上したが,それ以上の処理時間では,ECSAが増加するにもかかわらず,ORR/OER活性がほとんど向上せず,活性低下に至る場合もあった。一方で・・・・(以下pdf参照) |
研究期間 |
令和2年4月~令和3年3月 |
資料ダウンロード
キーワード
- 多孔質
- 酸化鉄
- 酸素発生
- 酸素還元
- 陽極酸化