熱硬化性樹脂の発泡成形において架橋点間分子量が気泡核生成に与える影響-スチレン/ジビニルベンゼン共重合体をモデル材料として-
- プラスチック
- 研究論文
担当者 |
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概要 |
エポキシ樹脂など熱硬化性樹脂の発泡体は,樹脂の架橋度と化学発泡剤からのガス発生速度の両方を制御することにより製造される。本研究では,気泡核生成に及ぼす架橋度の影響をガス発生速度の影響から切り離して解析するために,架橋度を制御した熱硬化性樹脂を用いて,化学反応を伴わない超臨界二酸化炭素による物理発泡法を実施した。解析には様々な組成比のスチレン/ジビニルベンゼン共重合体を,異なる架橋度の熱硬化性樹脂のモデル材料として用いた。解析の結果は,樹脂の弾性率ではなく架橋点間分子量(架橋点間距離)が物理発泡における気泡核生成を決定する主要因子であることを明確に示した。 ・・・・(以下pdf参照) |
研究期間 |
令和2年4月~令和3年3月 |
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キーワード
- スチレン/ジビニルベンゼン共重合体
- 架橋点間分子量
- 物理発泡剤
- 発泡成形