朱合漆における添加油の定量について
- 技術ノート
- 塗装・漆工
担当者 |
|
---|---|
概要 |
漆芸の文化財修復では,制作時の材料を用いて修復を行うことが原則である。従って,漆塗膜における混合物の種類及び量を正確に分析することが必要不可欠となる。これまで使われてきた伝統的な材料として,漆に乾性油を添加した朱合漆が挙げられる。この朱合漆の分析において,漆と乾性油の構造が一部似ているため,分離定量が難しいケースが見られた。そこで,本研究では,FT-IR及びPy-GC/MSを用いて,朱合漆における乾性油の種類及び量について検討を行い,分析法の確立を目指した。その結果,Py-GC/MSにおけるm/z 60のクロマトグラムでは,乾性油の種類・・・・(以下pdf参照) |
研究期間 |
平成31年4月~令和2年3月 |
資料ダウンロード
キーワード
- FT-IR
- Py-GC/MS
- 定量
- 植物油
- 漆