漆工伝世品の修復に用いる刻苧漆の物性評価

技術ノート
塗装・漆工

担当者	研究フェロー大藪　泰北村昭斎工房小西　寧子
概要	漆工伝世品の修復に用いる刻苧（こくそ）漆の物性評価を行った。刻苧漆のマトリックスとなる生漆の乾燥時間の異なる試料，また生漆と充填剤（薄力粉，刻苧綿，木粉）の配合比を変化させた試料，さらにこれらに黒呂漆の上塗りの有無の試料を作製した。これらの試料について，-10℃ /8時間と45℃95％ RH/16時間の繰り返し疲労試験，疲労試験後のセロテープ圧着碁盤目付着試験，1か月後及び7か月後の表面粗さ試験を行った。その結果，刻苧漆の疲労試験による耐劣化，疲労試験前後の付着性は良好で刻苧漆の物性の良さやその配合の寛容性が確認できた。・・・・（以下pdf参照）
研究期間	平成30年4月～平成31年年3月

担当者

研究フェロー: 大藪　泰

北村昭斎工房: 小西　寧子

概要

漆工伝世品の修復に用いる刻苧（こくそ）漆の物性評価を行った。刻苧漆のマトリックスとなる生漆の乾燥時間の異なる試料，また生漆と充填剤（薄力粉，刻苧綿，木粉）の配合比を変化させた試料，さらにこれらに黒呂漆の上塗りの有無の試料を作製した。これらの試料について，-10℃ /8時間と45℃95％ RH/16時間の繰り返し疲労試験，疲労試験後のセロテープ圧着碁盤目付着試験，1か月後及び7か月後の表面粗さ試験を行った。その結果，刻苧漆の疲労試験による耐劣化，疲労試験前後の付着性は良好で刻苧漆の物性の良さやその配合の寛容性が確認できた。・・・・（以下pdf参照）

研究期間

平成30年4月～平成31年年3月