インバー組成範囲におけるFe-Ni合金めっき膜の機械的特性
- 研究抄録
- 表面処理
担当者 |
|
---|---|
概要 |
Ni含有率が36mass%付近のインバーFe-Ni合金は,Fe及びNi単体に比べ室温付近において低い線膨張係数(以下,CTE)を有する。従って,熱安定性が要求されるMEMS部材をインバーFe-Ni合金めっきにより作製でき,さらにそれらのMEMS部材は高い寸法精度と高い機械的強度を有することが期待される。我々は既に,サッカリンをめっき膜の応力減少剤として添加しためっき浴から,Ni含有率がインバー組成範囲(36~40mass%)のFe-Ni合金めっきの自立膜を作製できることを報告した。さらに,めっきしたままのインバーFe-Ni合金めっき膜は,溶製インバー合金のCTEに比べ大きな値を示し,また400℃以上の熱処理がめっき膜のCTEを溶製合金のCTE値まで安定化させるために必要であることも報告した。従って,・・・(以下pdf本文を参照) |
原題 |
Mechanical properties of electrodeposited Fe-Ni alloys in the Invar composition rang |
研究期間 |
平成27年4月~平成28年3月 |
資料ダウンロード
キーワード
- Fe-Ni合金めっき
- インバー電鋳
- 低熱膨張めっき