酸化漂白剤を用いた黄変ジミの補正
- 指導事例
- 染色加工
担当者 |
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概要 |
近年,染色補正業界では,着物の着用や保管に関連した不良の修正依頼が増加してきた。その代表的なものの一つが「黄変」である。黄変ジミの除去は,過酸化物系の酸化漂白剤を用い,経験と勘によって処理されているが,判断を誤ると絹繊維の脆化という修正不能なトラブルを生じやすい。このような問題に対応するため,京都染色補正工業協同組合青年部薬研委員会に対する指導を行い,炭酸水素塩によるpHの調整と各種の助剤を添加して漂白する方法について検討した。その結果,繊維の脆化が起こり難い範囲で,従来法より容易に安定して処理する方法が得られた。 |
研究期間 |
平成27年4月~平成28年3月 |
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キーワード
- 抜染
- 染色補正
- 脱色
- 酸化漂白
- 黄変