化粧用ブラシの物理特性測定法の開発
- 研究抄録
- 製織・DX
担当者 |
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概要 |
化粧用ブラシのような繊維集合体に関する研究例は少なく,客観的な評価方法が確立されていない。そこで,ブラシの客観評価方法を提案するために,力学特性とファンデーションの塗布性能を測定する装置を試作した。両装置の仕組みは,実際の使用方法を模擬している。力学特性は,ブラシを曲げる際のブラシの先の復元力と摩擦力を垂直と水平方向の力として計測でき,ファンデーションの塗布性能は,一定条件でファンデーションを取り込み,肌模型に対する塗布性を評価できるものである。さらに,これらで得られる結果がヒトの使用感にどのように寄与するのかを見出すために官能検査を行った。結果,試料間の特徴が得られ,本装置でこれまで測定が困難であったブラシの物理特性を捉えられることが分かった。また,垂直方向の力はファンデーションの取り込み量と,水平方向の力はソフトさなどとの関係が示唆された。 |
研究期間 |
平成26年4月~平成27年3月 |
キーワード
- ブラシ
- 化粧用具
- 官能評価
- 物理特性