インクジェット捺染前処理における主要薬剤が発色性と尖鋭性に与える影響
- 技術ノート
- 染色加工
担当者 |
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概要 |
インクジェット捺染(以下,IJ捺染)は微小な液滴を布帛に塗布し,ドットで模様を表現する捺染方法である。従来から行われている反応染料による捺染の1相法では染料,発色剤を同時に印捺し色柄を表現するが,IJ捺染ではインクの安定性や吐出条件による制約を受けるため,染料と発色剤を別々に付与しており,発色剤を付与する前処理を行っている。この前処理により染料インクの発色性や印捺した模様の尖鋭性が大きく左右されることが知られており,本研究では前処理に含まれる主要薬剤が発色性と尖鋭性に与える影響について検討した。その結果,糊材種,糊剤濃度,尿素濃度,炭酸水素ナトリウム濃度が発色性と尖鋭性に影響を与えることがわかった。 |
研究期間 |
平成25年4月~平成26年3月 |
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キーワード
- インクジェット捺染
- デジタル捺染
- 前処理
- 反応染料
- 捺染
- 染色
- 繊維加工