二次元電気泳動法を用いた表層タンパク質分離技術の開発
- バイオ・食品・醸造
- 研究報告
担当者 |
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概要 |
近年,生物系の研究では網羅的解析が盛んに行われている。なかでもプロテオーム解析は対象とするタンパク質が生命の機能を直接的に担うため重要である。一方で細胞表層タンパク質の網羅的解析は,細胞の未知な表現型や現象の原因因子が本画分に多く存在するにも関わらず,正確な分画が困難であるためあまり行われていない。そこで,本研究では,菌体表層を試薬であらかじめ標識することによって表層タンパク質を特異的に抽出し,研究所保有技術の二次元電気泳動法と,融合することによる細胞表層タンパク質の網羅的解析技術の開発を試みた。その結果,微生物由来サンプルで良好にタンパク質を抽出及び精製し,二次元電気泳動法による再現性の高い分離結果を得た。 |
研究期間 |
平成25年4月~平成26年3月 |
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キーワード
- 乳酸菌
- 二次元電気泳動
- 大腸菌
- 表層タンパク質
- 酵母