焼付漆による陶磁胎漆器の商品化と市場開拓.
- デザイン
- 塗装・漆工
- 研究報告
- 陶磁器・ファインセラミックス
担当者 |
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概要 |
本稿は,平成21年度より取り組んできた焼付漆による陶磁胎漆器の開発研究を基に,京都漆器工芸協同組合及び京都漆器青年会と協力して実施した平成23年度知恵産業融合センター研究開発等事業「陶磁胎漆器の商品化と市場開拓」についての報告である。作業メンバーとして漆器と陶磁器の業界から若手技術者が集まり,事業の企画・立案,陶磁胎漆器の商品見本製作,市場調査 (見本展示・アンケート等)を行った。焼付漆による陶磁胎漆器の製作においては京都市産業技術研究所で実験・試作した手法を基礎とし,販売可能な商品の見本製作を行った。「京都の伝統技術を活用した現代的な工芸でかつ高額商品」をコンセプトとし,煎茶道具を対象に商品開発を行うこととした。新規の販路開拓の可能性について検討するために,東京1カ所と京都2カ所で展示し,うち2カ所で参考価格を提示しアンケート調査を行った。また,商品見本を使った煎茶の茶会を開催し,製作者も同席し茶会の亭主と参加者から商品見本の感触や印象について,直接聞く貴重な機会となった。 |
研究期間 |
平成21年4月~平成27年3月 |
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キーワード
- 京焼・清水焼
- 京都の伝統産業
- 漆器
- 煎茶道具