漆塗りを活用した新商品開発 陶磁器への焼付漆についての基礎的検討その2
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- 研究報告
- 陶磁器・ファインセラミックス
担当者 |
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概要 |
前報では,陶磁器への焼付漆について適切な温度と時間の条件についての実験を行い,一定の目安となる条件を見出した。今回はその結果を精査し,生漆の付着強さ (「焼付漆膜と素地間」)と黒呂色漆の付着強さ (「黒呂色漆塗膜と焼付塗膜の塗装系と素地間) の平均値を取り,焼付漆を良好に行う条件について数値化することにより,焼付漆の条件の適正範囲の提示を試みた。また,磁器の焼締、陶器の焼締の2種類について,焼付漆を良好に行う条件の範囲を絞り込むため,追加の実験を行った。その結果,焼締については,磁器,陶器ともに,180℃で30~60分,150℃で60~120分,120℃で120~240分が焼付漆を良好に行う条件の適正範囲であると考えられる。 |
研究期間 |
平成21年4月~平成27年3月 |
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キーワード
- 京焼・清水焼
- 京都の伝統産業
- 漆器
- 煎茶道具