微生物サンプルを用いた二次元電気泳動法の開発
- バイオ・食品・醸造
- 研究報告
担当者 |
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概要 |
近年,多くの生物種の遺伝子解析が行われたことをきっかけに生物系の研究では網羅的解析が盛んに行われている。多くの生命現象を直接的に担っているタンパク質の網羅的解析はプロテオーム解析と呼ばれている。本解析には等電点の違いと分子量サイズの違いで分離する二次元電気泳動法が頻繁に用いられ,再現性の高い安定した結果が求められる。研究所では既に酒造用酵母菌体を用いた二次元電気泳動法において良好なサンプル調製と再現性の高い実験結果を得ている。また,酵母よりも細胞サイズが小さい大腸菌を用いても同様に安定した結果が得られたことを報告している。本研究では新たに,細胞壁が厚く細胞サイズが小さいグラム陽性細菌の乳酸菌とビフィズス菌においても安定した結果を得るための検討を行った。その結果グラム陽性細菌2種に対して再現性の高い分析結果を得ることが可能となった。 |
研究期間 |
平成24年4月~平成25年3月 |
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キーワード
- タンパク質
- ビフィズス菌
- 乳酸菌
- 二次元電気泳動
- 食品微生物