めっき液の分析技術の開発
- 研究報告
- 染色加工
担当者 |
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概要 |
めっき液には,被膜の材料となる金属イオン以外に,目的に応じてpH調整剤,キレート剤,光沢剤など,めっきの品質に大きく影響する様々な化学薬品が加えられている。この液組成を管理するため,キャピラリー電気泳動分析の応用について研究した。めっき液中のアニオン系添加剤の分離については,イオンクロマトグラフィーや滴定等の方法に比べ,迅速に,また煩雑な前処理なしにそれらを分析できることが判明した。次いで,この方法を染色加工技術に応用することを目的に,染色加工薬剤の中で現在のところ有効な分析法が無いカチオン系物質(アミン,四級アンモニウム塩等)の分離について検討を加えた。 |
研究期間 |
平成23年4月~平成25年3月 |