TOP 研究成果 セルロースナノファイバー複合によるポリブチレンサクシネート発泡体の収縮抑制

研究成果

セルロースナノファイバー複合によるポリブチレンサクシネート発泡体の収縮抑制

  • 技術ノート
  • プラスチック
担当者
材料・素材技術グループ
伊藤 彰浩
材料・素材技術グループ
野口 広貴
材料・素材技術グループ
仙波  健
概要

生分解性樹脂であるポリブチレンサクシネート(PBS)を二酸化炭素(CO2)により高倍率に発泡させた場合に収縮が発生するため、発泡体の機能が損なわれる。成形後の発泡体の収縮を抑えることを目的に、セルロースナノファイバー(CNF)を複合し、発泡セルを補強する方法を検討した。PBSを過酸化物で架橋させ、高圧容器内で高圧CO2を含浸後、大気圧にする発泡プロセスにおいて、CNF含有率と過酸化物添加率を変化させて実験を行った。その結果、最適な配合(CNF3%、過酸化物0.5phr)において収縮を抑制させることに成功し、発泡倍率20倍以上の発泡体を作製することができた。

発行年度

2024年度発行

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キーワード

  • ポリブチレンサクシネート
  • 発泡
  • 架橋
  • 収縮抑制
  • セルロースナノファイバー
  • 軽量化