高密度に金ナノ粒子を担持したセルロースナノファイバーの開発とその導電特性
- 技術ノート
- プラスチック
担当者 |
|
---|---|
概要 |
導電性ナノ繊維フィラーの開発を目的に、導電パスを効率よく形成することが期待できる高アスペクト比のフィラーとして、金ナノ粒子を密に担持したセルロースナノファイバー(CNF)を開発した。カチオン化したCNF表面に金イオンを吸着させた後、還元した結果、理論値に近い量の金ナノ粒子をCNF 表面に析出させることができた。調製条件として、CNF のカチオン化変性度及び金イオンの添加量を検討し、CNF の分散性を維持しつつ、金ナノ粒子を密に担持可能な条件を見出した。得られた繊維はカーボン系導電フィラーと同等の8.97×10^3 S/m の導電率を示した。 |
発行年度 |
2024年度発行 |
資料ダウンロード
キーワード
- 有機無機複合材料
- 導電性
- セルロースナノファイバー
- 複合樹脂
- 金ナノ粒子