絹のデジタル捺染における色再現向上の検討―反応染料染色における前処理が与える影響について―
- 技術ノート
- 染色加工
担当者 |
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概要 |
京都市内において絹織物のデジタル捺染( インクジェット捺染) には、反応染料が主として利用されている。反応染料を用いた絹織物の有版捺染については様々な報告があり、アルカリ種、アルカリ濃度、尿素など染色助剤が発色性に影響を与えることが知られている。一方、インクジェット捺染では上記の助剤を含む前処理が重要な役割を担っているが、研究報告は少なく、前処理液中の助剤と発色性の関係は不明瞭であった。昨年度、羽二重16匁(JIS 添付白布) に対して、助剤のアルカリ種及びその濃度の影響を検討し、条件により発色性が大きく異なることを明らかにした。 |
発行年度 |
2024年度発行 |
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キーワード
- インクジェット
- シルク
- デジタル捺染
- 前処理
- 反応染料
- 捺染
- 絹