昇華性気孔形成剤を用いた多孔質アルミナの作製
- 技術ノート
- 陶磁器・ファインセラミックス
担当者 |
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概要 |
多孔質セラミックスは、その特有の構造によって様々な機能性を示し、工業や科学分野で広く利用されている。本研究では、昇華性気孔形成剤を用いた多孔質高純度アルミナを宇宙マイクロ波背景放射(CMB)偏光観測装置用の軽量光学部材として活用することを目指し、その作製を試みた。成形体の脱脂条件(昇温速度)は、熱分析により原材料の熱分解挙動を調べた結果から、昇温速度10℃ /h と決定した。アルミナ顆粒と昇華性気孔形成剤の組成を変えることで、焼成体の密度や気孔率が変化し、多孔質アルミナの気孔率を15~45%まで制御可能であることが示された。 |
発行年度 |
2024年度発行 |
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キーワード
- 昇華性気孔形成剤
- 多孔質アルミナ
- 多孔体
- メラミンシアヌレート
- プレス成形