セルロースナノファイバー(CNF)の研究開発から実用化普及に至るまで
- 総説
- プラスチック
担当者 |
|
---|---|
概要 |
筆者は、平成元年(1989年)10月の京都リサーチパーク(KRP)開設に伴い当時の京都市工業試験場がKRP東地区に移転したのをきっかけに、当時の有機材料研究室においてエポキシ樹脂を母材とした繊維強化樹脂複合材料(FRP)の繊維/樹脂界面を中心に研究開発1)を開始した。その後、京都大学生存圏研究所矢野浩之教授とのセルロースナノファイバー(CNF)の特にCNF/樹脂複合材料の産学公連携研究開発へと繋がり、実用化・事業化されているパルプ直接混練法(京都プロセス)の開発等を経て、現在我が国においてCNFそのものの実用化普及が進み、産業化段階を迎えるに至っている。本稿では、それら一連の経過等を中心に列記紹介する。 |
発行年度 |
2023年度発行 |
資料ダウンロード
キーワード
- 樹脂複合化
- 生分解性プラスチック
- 京都プロセス
- CNF
- セルロースナノファイバー