京都ものづくり協力会は、産学公連携によるオープンイノベーションの推進を目指して、令和6年3月31日付けで解散し、京都市産技研が新設した京都市産業技術研究所ユーザーズコミュニティ(以下、産技研UC)へ移行しました。
産技研UCでは、「京都ものづくり協力会」の機能や事業を引継ぎ、若手技術者が参画する企画委員会を核に、今までの延長線上ではなく、新しい発想での事業を展開し、様々なつながりを拡大させていく中で技術でつなぐ橋渡しを実施します。
伝統産業から先進産業まで約710社の企業がものづくり連携
京都ものづくり協力会は,産業界と産技研の連携を一層密にし、「相互の技術交流」
「ヒューマン:相互の人的交流」を通じて、会員の事業の発展と京都産業を振興することを目的として誕生いたしました。
会員には、京都の特色ある各種業界の企業や団体に参画いただいております。セミナーや交流会等の活動を通じて異業種交流を積極的に進め、令和の時代にふさわしい京都のものづくりの更なる発展を目指してまいります。
会長 宮本研二(宮本樹脂工業)
- 概要
設立/平成25年4月19日
「京都市染織試験場運営協力会」と「京都ものづくり協会」の2団体を組織統合して設立しました。
会員数(令和4年9月末現在)
- 一般会員:90社
- 団体会員:10研究会
- 京都ものづくり協力会の取組
産技研は各種業界で設立された特色ある10の研究会の事務局を担っています。各研究会では独自の活動により会員企業の発展に取り組んでおり、京都ものづくり協力会では、10の研究会間の横断的交流、異業種交流により研究会活動を支援しています。各研究会の活動を経糸に京都ものづくり協力会の活動を緯糸にして、事業を進めてまいります。
この中の試作事業では、会員企業や10の研究会と連携して、産技研で開発した材料や技術と異業種企業が持つノウハウを横断的に結集することにより、新製品の試作に挑戦し、新商品開発につなげています。
その他、新春講演会、見学会、研究会合同事業により、研究会間、会員間の交流を図り、新たなものづくりに挑戦してまいります。先端金属加工技術と京象嵌を融合した混合水栓
京焼・清水焼と西陣織金襴の技術を融合したインテリア極薄陶板
活動内容
講演会/クロストーク「中小企業連携のアプローチ・推進に向けて」
マーケーティング、中小企業論がご専門の佛教大学の若林靖永先生から、「中小企業連携によるものづくり産業の活性化」というテーマで講演をいただきました。VUCAの時代に企業間連携の意義・期待される効果、その際の課題等、大変興味深く、示唆に富んだお話をいただきました。さらにその講演を受けて、参加者とのディカッションを行いました。中小企業連携のアプローチ・推進に向けて等のテーマで、非常に活発な議論が展開されました。
(令和4年10月27日(木))
京都産業大学で地域企業と高度な知識を有する学生のマッチング会を実施
京都市産技研は京都産業大学大学院とともに、地域企業と高度な知識を有する学生のマッチング会を実施しました。今、地域の産業を支える中小企業のものづくりの現場では、人手不足が課題となっています。本マッチング会では、京都ものづくり協力会会員企業を中心に地域企業5社が参加し、各社の会社紹介と学生との面談を実施しました。
(令和4年10月21日(金))
お問い合わせ
京都ものづくり協力会に関するお問い合わせは、京都ものづくり協力会 事務局(京都市産業技術研究所内)宛にお問い合わせください。