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京都市産業技術研究所ユーザーズコミュニティ
創造フォーラム2025

産技研UC創造フォーラムの開催及び令和7年度 知恵創出“目の輝き”企業認定について
(地独)京都市産業技術研究所(以下「産技研」という。)では、地域のものづくり関連企業に、支援機関・金融機関・大学等の地域企業のサポーターを加えた幅広いコミュニティ「京都市産業技術研究所ユーザーズコミュニティ(以下「産技研UC」という。)」を運営し、ユーザー同士の交流の場づくりを進めています。
また、平成25年度から令和6年度までのべ47社を認定してきた知恵創出“目の輝き”企業認定について、この度、令和7年度の認定企業として2社を認定します。
つきましては、知恵創出“目の輝き”企業認定授与式・認定事業発表会を第1部、認定企業及び産技研UC会員等の交流を図るネットワーキングセッションを第2部とする、産技研UC創造フォーラムを開催します。
【産技研UC創造フォーラム概要】
● 日時 令和7年11月28日(金)午後2時~午後8時 (受付開始:午後1時半)
● 会場 京都リサーチパーク1号館4階 サイエンスホール、会議室、ホワイエ
(〒600-8813 京都市下京区中堂寺南町134)
※交流会は、京都リサーチパーク10号館1階GOCONCで開催
● 参加対象者
産技研UC会員をはじめ、オープンイノベーションや異業種とのコラボレーションに関心がある方、新たな分野でものづくりを模索されている方、認定企業の取組に関心のある方、産技研の活用を検討されている方等
● 定員 なし ※交流会のみ80人(先着)
● 参加費 無料
※交流会に参加される場合は、当日に交流会費として4,000円お支払いいただきます。
● 申込方法
令和7年10月8日(水)~令和7年11月21日(金)に、以下ページ内の参加申込フォーム(https://tc-kyoto.or.jp/ucf2025/)から申込。
※交流会参加のみ定員に達し次第、受付を〆切。
● プログラム
14:00~ 15:00 | <第1部 知恵創出“目の輝き”企業認定授与式・認定事業発表会> |
15:00~ 17:15 | <第2部 産技研UCネットワーキングセッション>
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17:45~ 20:00 | <第3部 交流会> |
【知恵創出“目の輝き”企業認定について】
● 制度概要
「伝統技術と先進技術の融合」や「新たな気づき」といった知恵産業をキーワードに、産技研が技術的なサポートを行い、製品化・事業化等に繋げたもしくは繋がりが期待できる事業、研究開発により、知恵産業の推進に大きく寄与した企業・団体を認定します。
● 令和7年度 知恵創出“目の輝き”認定企業(五十音順)
1 カトーテック株式会社(https://www.keskato.co.jp/)
所在地:京都市南区西九条唐戸町26番地
代表:代表取締役 加藤 敦子
設立:昭和36年
【認定対象事業】
化粧ブラシの使用感を測定「ブラシ物性試験機の開発」
- 風合い試験機「KESR」の製造などで培ってきた技術を活かし、人がブラシを使うときの「払う動き」をモデルにした仕組みにより、ブラシのコシ感やなめらかさに関する力を計測できる「ブラシ物性試験機」を開発。近年、持続可能なものづくりの推進などにより、合成繊維を用いた化粧ブラシの開発が進んでいる。ブラシ物性試験機を活用することで、開発指標を設定でき、効率的な開発が可能となることに加え、消費者に品質を分かりやすく伝えられることが期待できる。
- 令和6年3月に、日本産業標準調査会(JISC)において、株式会社タイキと産技研が、経済産業省の「新市場創造型標準化制度」を活用し提案した「化粧用ブラシの力学特性測定技術に関するJIS開発」が採択された。同年4月から、ブラシの特性や使用感の測定方法を“標準化”するための規格開発が進行中で、規格及びブラシ物性試験機の開発により、人の主観に頼ることが多かった化粧ブラシの使用感の評価を、今後、客観的に行えるようになる。
2 Natural Spirits 株式会社(森の京都蒸溜所)
(https://www.naturalspirits.kyoto/)
所在地:京都市東山区祇園町北側300番地 MOON BEAUTY GION
代表:代表取締役会長 八木 文明
設立:令和2年
【認定対象事業】
蔵付き乳酸菌発酵エキスをボタニカルに活用「京都の恵みをいかしたクラフトジン製造」
- 福知山市にある日本酒の酒蔵跡地から、蔵付き乳酸菌を発見し、その発酵技術を継承しつつ、厳選した京素材を用いて、特徴的な香味のクラフトジンを製品化。産技研では、保存されていた酒蔵及び酒造用具から採取した試料を使って培養試験を実施し、蔵付き微生物(乳酸菌K-1860株)の単離に成功。また、その保管条件や安定した培養条件を決定するなど、量産体制を支援した。
- 同社では、この乳酸菌を活用し、京都産の9種の植物素材に対して一次発酵を行い、さらに酵母による二次発酵を経た京素材の発酵エキスをボタニカルとして活用。通常、クラフトジンの蒸溜所では素材をそのままボタニカルとして用いるのに対し、同社は乳酸菌と酵母による二段階発酵を取り入れることで、独自性の高い発酵素材をボタニカルに活用でき、独特なフローラル香を持つジンの製造を実現している。
<お問合せ先>
(地独)京都市産業技術研究所
〒600-8815
京都市下京区中堂寺粟田町91(京都リサーチパーク9号館南棟)
TEL 075-326-6100(代表) FAX 075-326-6200
知恵産業融合センター 松川、上坂
<知恵創出“目の輝き”企業認定> https://tc-kyoto.or.jp/nintei/
●認定対象
「伝統技術と先進技術の融合」や「新たな気づき」といった知恵産業をキーワードに、産技研が技術的なサポートを行い、製品化・事業化等に繋げたもしくは繋がりが期待できる事業、研究開発により、知恵産業の推進に大きく寄与した企業・団体。
※認定対象は、事業(取組や技術、研究開発等)としており、一度認定を受けた企業・団体においても、過去に認定した事業と別の事業であれば認定できる。
●認定企業への支援内容
産技研による技術支援や研究所内ショールーム「京乃TANA」での製品展示のほか、京都市の各種支援制度※の対象となる。
また、産技研UCに参画する支援機関等と連携した販路開拓や技術マッチング支援などの伴走型支援を実施する。
※京都市の支援制度(別途、要件や審査あり)
・企業立地促進制度
・融資(京都市関連認定制度資金)
・京都市ベンチャー購買新商品認定制度 等
<京都市産業技術研究所ユーザーズコミュニティ> https://tc-kyoto.or.jp/uc/
地域のものづくり関連企業700社以上のネットワークと支援機関・金融機関・大学等を交えた異業種交流の場として令和6年に創設。年間を通じて技術フォーラム、講演会、異分野技術体験等を開催している。