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伝統産業技術後継者育成研修

陶磁器コース(選択履修コース)

本研修は、実習を中心とした陶磁器に関する幅広い専門知識を修得するものですが、研究所ならではの新技術や、新製品の開発などに必要な科学的なアプローチを学ぶ事ができます。また、研修修了後も継続した技術支援や販路開拓などのサポートを行っています。

修了生の声

楽 吉左衛門

平成20年度 本科(現 陶磁器コース)修了

登竜門的な学びの場。釉薬のいろは、はじまりの基礎を教えていただいた。まさに化学・科学の世界。三角座標からゼーゲル式、モル計算などなど…それまで釉知識を学んでいない私にとって、新鮮だった。
京都という場所で、伝統文化を背負い、現代に昇華させる。ここが新たなスタート地点、何を生み出すかは自分次第。

加藤 まり香

平成28年度 陶磁器コース修了、平成28年度 陶磁器応用コース修了

産技研では陶磁器の釉薬のしくみを化学的に学習でき、また、実践して使用できたのが今の作家活動にとても役立っています。
なんとなくこういうものだ、と思っていたことが論理的に説明出来るようになり、オリジナルの新しい釉薬を開発できることはとても楽しいです。作品の表現方法の幅も広がりました。

研修について

 京都市産技研では、京都の陶磁器産業界の将来を担う人材の育成を目的として、陶磁器に関する専門的な知識と技術を習得する後継者育成事業を行っています。この事業は、明治32年に京都市立陶磁器試験所の伝習生制度として発足して以来、数多くの業界人や著名な陶人を世に送り出してきました。多彩な外部講師を招聘し、実習を中心とした陶磁器に関する幅広い専門技術を修得する講座を行っています。
 本研修では、京都市産技研での研究開発による成果や、科学的知見に基づいた最新データを研修事業に盛り込んでいます。単なる技能の継承ではなく、新しい技術や様々な課題に対応するための高度な技術・技能を学ぶ事ができます。

ポイント
  1. 陶磁器製造に係る技術を1年間で総合的に学べます。
  2. 研究開発で得られた新技術や、製品開発に必要な科学的アプローチを学べます。
  3. 修了後も技術指導や販路開拓の支援を受けられます。
コースのご紹介

●陶磁器コース 
充実した釉薬実習と、他産地のものを含め様々な坏土を用いた実習が特長です。一つの技術を習得するのではなく、陶磁器製造に係る技術をマルチタスクに学べる環境があり、修了後に就職や独立される方に適したカリキュラムになっています。

●選択履修コース
「陶磁器コース」のカリキュラムを科目ごとに選択し受講するコースです。お仕事をされている方など、一年通しての受講が困難な方が、それぞれのライフスタイルと目的に合わせて受講科目を選択する事ができます。

詳細は、こちらをご覧ください。

開催時期

  1. 陶磁器コース
    4月~翌年3月 (休暇:夏期30日、冬期20日)
    週5日(月~金) 午前9時~午後4時30分
  2. 選択履修コース
    コースごとに設定(詳しくはお問い合わせください)。

研修講師

陶磁器業界の専門技術者、陶芸作家、大学教員、当研究所研究員など

研修場所

当研究所(一部所外研修有り)

資格要件

資格要件 次のいずれかの要件を満たされている方

  1. 陶磁器コース
    本市陶磁器製造関係の中小企業者又はその従業員で、陶磁器製造技術に関する実務経験を有する方、又は従事希望者等(学生可)
  2. 選択履修コース
    陶磁器コースと同様

募集定員

1. 陶磁器コース 約10名

2. 選択履修コース 若干名

受講料

1. 陶磁器コース 260,000円(予定)

2. 選択履修コース コースごとに設定(詳しくはお問い合わせください)
 ※別途、傷害保険料等の自己負担あり

募集期間

(第1回募集)10月中旬~11月初旬
(第2回募集)12月初旬~1月下旬

受講者の決定

以下の選考試験及び面接により選考し、選考結果は郵送にて通知します。

選考試験
(第1回募集)11月下旬
(第2回募集・選択履修コース)2月中旬

  1. 陶磁器コース
    作文(陶磁器に関する内容のもの)
    実技試験(鉛筆デッサン)
    面接
  2. 選択履修コース
    面接

備考

※随時見学できますので、事前にお問い合わせください。

3D ビュー+VR 映像で見学できます。

お問い合わせ

製品化・人材育成支援グループ 担当:岡崎、鈴木

お問い合わせ

(受付時間:平日 8:30~12:00/13:00~17:00)