伝統産業技術後継者育成研修

染色基礎コース

業界の将来を担う優秀な技術者を養成することを目的に、繊維、染料、薬品などに関する知識から、染色基礎理論、染色工程各論に至るまでの加工技術全般のほか、製品管理まで、現代の染色技術者に必要な基礎的知識と技術を習得していただきます。

修了生の声

山田 容永

昭和54年度修了、京友禅協同組合連合会理事長、京都友禅協同組合理事長、京染・精練染色研究会委員長

大学卒業後、すぐ家業に入ったため、染色に関する知識を早急に学ぶ必要がありました。染匠の仕事は友禅染の生産管理です。染色コースでは、体系的に染色を学ぶことができ、今も職人への適切な指示による品質向上・不上がり防止等につながっています。今後も人材育成事業を継承し、伝統産業の発展にご尽力いただくことを期待しています。

金築 直己

令和4年度修了

私の実家では西陣織の絹糸の糸染めを行なっています。
糸染めについては「職人技」というようなイメージを持っていましたが、普段の仕事では感じないような化学的根拠を裏付けとする講義や実習をしていただき、より一層理解が深まりました。今後も学んだ事を生かし、精進していきたいです。

研修について

ポイント
  1. 準備工程から染色、仕上げ、品質管理まで染色に必要な基礎的知識を体系的に学ぶ研修です。
  2. 経験豊富な有識者の講義に加え、所内での実習、染工場での現地講義を実施します。
  3. 実務者向けの内容に特化しており、品質管理や和装故障事例などの講義も行います。

開催時期

  • 9月中旬~11月中旬
  • 週2日(火・金) 午後5時40分~8時40分
    ※ただし、一部昼間の講義あり

研修講師

学識経験者及び当研究所研究員

研修場所

京都市産業技術研究所
※現地講義は市内染工場

募集対象者

本市染色関係の中小企業者又はその従業員で、染色技術に関する実務経験を有する方など

募集定員

10名

受講料

17,500円

募集期間

7月上旬~8月上旬

受講者の決定

書類審査及び面接により選考し,選考結果は決定次第、通知いたします。
面接選考:8月下旬

お問い合わせ

製品化・人材育成支援グループ 担当:井内

お問い合わせ

(受付時間:平日 8:30~12:00/13:00~17:00)