修了生の声
吉田 麗
平成24年度本科、25年度専科修了(2、3期生)、平成28年度~プロ養成コース助手、令和5年度〜基礎コース糊置工程講師、京都手描友禅(協)理事、伝統工芸士
私は現在、糊置の伝統工芸士として活動しています。この研修は、着物や帯のデザインから金彩までを実践的に学ぶことができ、とても勉強になりました。修了後も、困った時には講師の先生方はもちろん、産技研の皆さんにアドバイスを頂ける為、現在も大変お世話になっています。手描友禅を学ぶなら、ぜひ受講をお勧めします。
永澤 翔子
平成25、26年度専科修了(3、4期生)、京都市京友禅染(手描)技術者研修同窓会虹彩会 八花代表
研修中に先生の工房で作業をさせていただけたことで、仕事の進め方や作業環境など、仕事に活かすことができていると思います。修了後も職員の方々には、いつもお世話になっています。また、プロ養成コース修了生で結成された八花でのグループ展活動等を通じて、ネットワークも拡がりました。研修を受けて本当に良かったと思っています。
研修について
手描友禅業界の次代を担うプロを養成する研修です。経験や技術に応じて、プロ養成コース(本科・専科)、プロ養成図案コースを選択できます(詳細は下記参照)。
修了作品展では、染匠をはじめ、流通を含めた手描友禅関連業界に向けてプレゼンテーションを行い、研修修了後の就労支援に繋げます。 研修修了後も技術相談や京都市京友禅染(手描)技術者研修同窓会虹彩会事業などを通じて、しっかりサポートいたします。
ポイント
- 手描友禅の名匠が工房実習を含めた実践的な実習により匠の技を伝授。
- きものや染帯のデザイン・手描友禅(ゴム糸目友禅)の技能を習得できます。
- 就労支援や修了後のフォローなど継続した支援を受けられます。
コースのご紹介
<本科>
手描友禅の経験が少ない技術者を対象として、各工程の必須課題を盛り込んだ「課題作品」と各自がデザインする「染帯(名古屋帯)」を制作。
<専科>
本科修了生及び一定の技術と経験を持つ技術者を対象として、各自がデザインする「訪問着」を制作。
<プロ養成図案コース>
プロ養成コース修了生等を対象として、基本的な本友禅染技法のみならず、応用的な技術も融合した下絵図案や、本科・専科で学ぶ名古屋帯と訪問着以外の染帯(袋帯)やきもの(振袖等)の下絵図案など、下絵図案に特化したコースです。
開催時期 |
※プロ養成コース<本科・専科>は前期、後期合わせて1年3ヶ月のコースとして開催 |
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研修講師 | 手描友禅業界を代表する各工程の名匠、当研究所研究員 |
研修場所 |
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募集対象者 | 京友禅(手描友禅)のプロを目指す方及び手描友禅若手技術後継者、京友禅(手描)基礎コース・プロ養成コース修了生 |
募集定員 | プロ養成コース:6名 |
受講料 |
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募集期間 | 9月~11月頃 【奇数年に募集】 |
受講者の決定 | 書類審査及び面接(面接時に自身で制作された染色作品、名古屋帯(本科)、又は訪問着(専科)の雛形を審査)により選考し、選考結果は郵送にて通知します。 |
京友禅(手描)プロ養成コース修了作品展と虹彩会合同グループ展(彩葉、41的STYLE、八花)を3D ビュー+VR 映像で見学できます。
お問い合わせ
製品化・人材育成支援グループ 担当:浅井、松原、沖田