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研究成果

カチオン化処理セルロースナノファイバー強化ポリアミド12材料

  • プラスチック
  • 研究抄録
担当者
高分子系チーム
仙波 健、伊藤 彰浩
色染化学チーム
上坂 貴宏
研究フェロー
北川 和男
京都大学
矢野 浩之、中谷 丈史
星光PMC(株)
佐藤 明弘
概要

セルロース分子には多くの水酸基が存在し,それが水素結合することにより分子どうしを強固に結束させている。セルロースナノファイバー/ポリマー複合材料の作製では,水素結合を抑制し,セルロース繊維を解きほぐすことによりポリマー中に分散させることが必要となる。そこで本論文では,化学修飾によりセルロース水酸基にカチオン性高分子を導入することにより水素結合を抑制した。これによりポリマー中においてセルロースの解繊性が向上,ナノセルロース化した。その力学的特性は,曲げ特性だけでなく耐衝撃性も向上し,従来のセルロース系複合材料にはない特性が発現した。

原題

Thermoplastic Composites of Polyamide-12 Reinforced by
Cellulose Nanofibers with Cationic Surface Modificatio

研究期間

平成26年4月~平成27年3月

キーワード

  • カチオン化
  • セルロースナノファイバー
  • ナノ分散
  • ポリアミド樹脂
  • 化学修飾

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