難抜染性染料の脱色
- 染色加工
担当者 |
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概要 |
染色補正において,染料の滲み出しの修正等を行う場合,不良部分を一旦脱色した後に着色して目的の色相に合わせる方法が取られている。近年,和装品の消費性能に対する要求から染色堅牢度の高い染料が使用される傾向があり,従来の手法による染色補正時の抜染が困難であることが指摘されている。この問題に対応するため,難抜染性染料の脱色方法について検討した。抜染剤による処理では,分解生成物が黄褐色に着色して脱色が困難であることが多いが,染料抽出,還元抜染,酸化抜染の操作を組み合わせて逐次処理する方法により,効果的な脱色が可能であった。これらの内容を京都染色補正工業協同組合に対し発表,指導を行った。 |
研究期間 |
平成25年4月~平成26年3月 |
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キーワード
- 抜染
- 染色補正
- 脱色
- 還元抜染
- 酸化抜染