微生物サンプルを用いた時の二次元電気泳動法
- バイオ・食品・醸造
- 技術ノート
担当者 |
|
---|---|
概要 |
近年,生物系の研究では網羅的解析が盛んに行われている。タンパク質分野での網羅的解析はプロテオーム解析と呼ばれている。タンパク質は多くの生命現象を直接的に担っているので,本解析は非常に重要である。プロテオーム解析には等電点の違いと分子量サイズの違いで分離する二次元電気泳動法が頻繁に用いられ,再現性の高い安定した結果が求められる。研究所では既に平成 16-17 年度近畿経済産業局地域新生コンソーシアム研究開発事業「ポストゲノム解析を簡便にする生体試料精密分画キットの開発」において,酒造用酵母菌体を用いて二次元電気泳動法の良好なサンプル調製と再現性の高い実験結果を得ている。本研究では,大腸菌を用いても同様に安定した結果が得られるかどうかの検討を行った。その結果,大腸菌のタンパク質の良好な抽出と再現性の高い電気泳動結果が得られた。 |
研究期間 |
平成22年4月~平成23年3月 |
キーワード
- タンパク質
- 二次元電気泳動
- 大腸菌
- 微生物