伝統産業分野にかかわる道具類の代替品開発のための技術支援研究(第3報)
- 研究報告
- 染色加工
- 製織・DX
担当者 |
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概要 |
伝統産業は本市の基幹産業のひとつである。その伝統産業分野では,職人の高齢化・後継者不足とともに,職人が使用している道具,機器などの供給不安も挙げられ,京友禅で使用される筆や刷毛もそのひとつである。筆は職人による手作業で製作され,評価もヒトが感覚的に行っているのみである。また,筆の販売は,メーカーが推奨する用途,サイズ,主たる獣毛種が記されているが,それ以外に筆の特性を判断する術はない。そこで筆の特性把握を目的として,用いられている獣毛の長さや硬さの測定,筆にした際に重要な項目である穂先の形状測定,こし感を評価するための力学測定の提案などをこれまでに行ってきた。本報では,こし感の力学測定を発展させ,さらに官能検査を行いそれらの相関を検討した。その結果,官能検査の結果と相関のある力学測定方法を見出した。 |
研究期間 |
平成23年4月~平成25年3月 |
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キーワード
- 京友禅
- 力学測定
- 官能評価
- 筆