Py-GC/MSによる文化財塗膜分析の前処理法の開発
- 技術ノート
- 塗装・漆工
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| 概要 |
京都市産業技術研究所では、2016年に熱分解ガスクロマトグラフィー/質量分析法(Py-GC/MS)の機器を導入以降、文化財建造物等に関する塗膜材料の依頼分析の件数は年々増加傾向となっている。サンプルとしては、塗膜片から粉状態のものまで、様々な形状の分析を行っている。その中で、測定したサンプルの約3割において、塗膜成分が不明となっている。この原因として、塗膜サンプル中に混入した木の割合が多く、目的とする塗膜のピークと木のピークが重なり、分別不能となるためである。つまり、サンプルに混入した木を除去することができれば、これまで成分が不明であったサンプルにおいても、その塗膜材料の解明及び詳細な情報の入手が期待できる。そこで、本研究では、これまでの文化財建造物塗膜の分析で最も頻出であった漆塗膜に対象を絞り、漆塗膜と木が混合した状態でのPy-GC/MSの検出限界、及び木のみを除去する前処理法について検討を行った。 |
| 発行年度 |
2025年度発行 |
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キーワード
- 文化財塗膜
- 前処理技術
- Py-GC/MS
- 漆