二酸化炭素排出量削減とサーキュラーエコノミーに貢献するセルロース繊維強化リサイクル樹脂の開発
- 技術ノート
- プラスチック
担当者 |
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概要 |
二酸化炭素排出量削減とサーキュラーエコノミーに貢献するため、セルロース繊維強化リサイクル樹脂の開発に取り組んだ。セルロース繊維には、光合成により大気中の二酸化炭素が固定化されている植物由来のパルプ、マトリックスには繊維製品工場において未利用のまま廃棄されていた繊維をリサイクルしたポリアミド6(rePA6)を使用した。これらをCNF強化プラスチックの一貫製造プロセスである「京都プロセス」により複合化した。得られたパルプ強化rePA6材料は、優れた力学的特性(曲げ特性)を有し、さらにガラス繊維強化rePA6と比較して耐摩耗性が優れていた。社会実装の可能性を検証するための生産機による成形試験においては、加工時の高温にも耐え、成形不良の無い良好な製品を得ることに成功した。 |
発行年度 |
2024年度発行 |
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キーワード
- セルロース繊維
- サーキュラーエコノミー
- 耐摩耗性
- ポリアミド樹脂
- リサイクル