「からくり」から始まる日本のものづくり
令和6年度京都先端技術研究会 総会記念講演会
昨今、「省エネ」「生産コスト削減」などの取組において、ものづくり工場での「からくり改善®」活動が注目されています。「からくり」は、人形だけでなく和時計や織機など機械装置全般を意味する「からくり」動力で動くもので、今の日本のものづくりの源です。
この「からくり」について、この度、京都先端技術研究会 令和6年度総会記念講演におきまして、
九代 玉屋庄兵衛様、末松良一様から、<「からくり」から始まる日本のものづくり>
と題しまして、下記のとおりご講演いたただきます。
皆様のご参加をお待ちしております。
開催日時:令和6年7月3日(水)15:00 ~ 17:00
開催場所:(地独)京都市産業技術研究所」 2階ホール
〒600-8815 京都市下京区中堂寺粟田町91 京都リサーチパーク9号館南棟
TEL:075-326-6100
内容:令和6年度 京都先端技術研究会 総会記念講演会
「からくり」から始まる日本のものづくり
講師:九代 玉屋庄兵衛 氏 (尾陽木偶師)
九代玉屋庄兵衛後援会 名誉顧問 末松良一 氏
(名古屋大学名誉教授、豊田高専名誉教授)
定員:50名(先着順)※京都先端技術研究会の会員以外の方も聴講できます。
参加費:一般 2,000円 ※当日、受付にてお支払いください。
(ただし、京都先端技術研究会会員、産技研ユーザーズコミュニティ会員は無料)
締切日:令和6年6月25日(火)
申込方法:京都市産業技術研究所HPの記念講演申込フォームから申し込みください。
※申込確認メールが届かない場合はご連絡ください。
問い合せ:〒600-8815 京都市下京区中堂寺粟田町91 京都リサーチパーク9号館南棟
TEL:075-326-6100(代表)、FAX:075-326-6200
E-mail:kyoto-sentan_1985(ato)tc-kyoto.or.jp、
※メールをお送りいただく際は、(ato)を@に変えてください。
京都先端技術研究会担当:南、丸岡
主催:京都先端技術研究会,(地独)京都市産業技術研究所
【講師紹介】
九代 玉屋庄兵衛(くだい たまやしょうべい)氏(尾陽木偶師)
享保19 年(1734 年):初代 玉屋庄兵衛が京都から名古屋へ移住。以降、270 年余、尾陽木偶師として、からくり人形の修復・製作・創作に従事
平成7 年(1995年) に九代目 玉屋庄兵衛を襲名。
平成10 年(1998年) 江戸末期田中久重が製作した「弓曳童子」完全復元。
各地の山車からくりの修復に従事すると共に、「茶運び人形」を国立科学博物館、大英博物館に寄贈するなど、からくり人形の普及、交流にも努める。
平成27 年:祇園山鉾行事功労者表彰、卓越した技能者「現代の名工」受賞
令和5 年:東海テレビ文化賞受賞
末松 良一(すえまつ よしかず)氏(九代玉屋庄兵衛後援会 名誉顧問)
名古屋大学名誉教授、豊田高専名誉教授
専門は、機械制御、流体関連振動、メカトロニクス、画像処理工学。
からくり人形、江戸のモノづくりなどの調査研究にも従事。
『からくり公演』(海外文化交流事業)14カ国22都市で実施。
著書:「制御用マイコン入門」(オーム社)、「画像処理工学」(コロナ社)
平成18 年4月 文部大臣表彰科学技術賞(理解推進部門)受賞。
令和元 年11月 秋の叙勲 瑞宝中綬章 授章
【講演概要】
本講演では、江戸時代に「からくり人形」が庶民に普及していった経緯や「からくり人形」が日本人のロボット観を育み、山車からくり祭が日本人の創意工夫の原動力になったこと、ものづくり工場での「からくり改善®」活動について、具体例を示しながらご講演いただきます。また、「茶運び人形」「弓曳き童子」などの実演・解説や祇園祭蟷螂山(とうろうやま)のカマキリの苦労話も。
※ 「からくり改善®」は、公益社団法人日本プラントメンテナンス協会の登録商標です。