樹脂との溶融混練中に形成されたナノフィブリル化セルロース強化ポリアミド6複合材料-セルロースのアセチル化度が力学的特性に及ぼす影響-
- プラスチック
- 研究抄録
担当者 |
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概要 |
セルロースの耐熱温度は、窒素雰囲気下で230℃程度である。一方、ポリアミド6(PA6)の融点は220℃、加工温度は240℃以上である。したがってセルロースナノファイバー( CNF)強化 PA6の溶融混練による複合化は困難であった。そこでCNFの原料であるパルプの耐熱性を向上させるため、アセチル化(Ac)処理を行った。これによりパルプの熱重量減少温度は数十℃向上し、PA6との溶融混練が可能となった。作製したAc-CNF強化PA6の溶融粘弾性測定では、低周波数領域において高い貯蔵弾性率を示していることから、セルロース繊維がPA6マトリックス中 ・・・・(以下pdf参照) |
原題 |
Polyamide 6 composites reinforced with nanofibrillated cellulose formed during compounding: Effect of acetyl group degree of substitution |
研究期間 |
令和3年4月~令和4年3月 |
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キーワード
- パルプ
- CNF
- アセチル化
- 耐熱性