地方独立行政法人 京都市産業技術研究所
  • アクセス
  • お問い合わせ
  • 075-326-6100
文字サイズ

研究成果

セルロースナノファイバー添加によるバイオマスポリエチレンの機械的及び熱的特性の向上

研究論文 高分子系
担当者 高分子系チーム 野口 広貴,仙波 健,伊藤 彰浩,南 瞭子
京都大学    矢野 浩之
研究開始時期及び
終了時期
令和2年4月~令和3年3月
要旨  本研究では,バイオマスポリエチレン(バイオ PE)の汎用性拡大に向けた機械的及び熱的特性の向上を目的とし,バイオPEとアセチル化セルロースナノファイバー( Ac-CNF)の複合樹脂( Ac-CNF/バイオPE)を開発した。 Ac-CNF/バイオPEの複合化は,アセチル変性パルプを樹脂との溶融混練工程において解繊し CNF化することを特徴とする京都プロセス®に基づいて行った。開発したAc-CNF/バイオPE(セルロース15 wt%)の場合では, Ac-CNF/バイオPEの曲げ弾性率は3220 MPa(ニート樹脂の2.9倍),応力条件1.80 MPaにおけるHDTは108.3℃(ニート樹脂より61.2℃向上)と ・・・・(以下pdf参照)
まとめ  本報は,低炭素社会の実現において重要な樹脂の一つであるバイオPEの性能向上を目指した検討として,京都プロセスによるAc-CNF/バイオPEの作製及び評価を行った。Ac-CNF/バイオPEでは,一般的な樹脂強化フィラーであるタルクを添加したバイオPEよりも,曲げ弾性率の大幅な向上と熱的特性( HDT及びCTE)の大幅な改善が確認できた。アセチル変性パルプの複合によるバイオPEの性能向上は,溶融粘弾性の測定結果より,アセチル変性パルプの解繊で生じたAc-CNFがバイオPE内部でネットワークを形成したためであると考えられ,アスペクト比の大きなAc-CNFの大きな特徴であると言える。 ・・・・(以下pdf参照)
研究種別 研究論文
備考

資料ダウンロード