地方独立行政法人 京都市産業技術研究所
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研究成果

熱硬化性樹脂の発泡成形において架橋点間分子量が気泡核生成に与える影響-スチレン/ジビニルベンゼン共重合体をモデル材料として-

研究論文 高分子系
担当者 高分子系チーム  伊藤 彰浩,仙波 健
京都大学     大嶋 正裕
研究開始時期及び
終了時期
令和2年4月~令和3年3月
要旨  エポキシ樹脂など熱硬化性樹脂の発泡体は,樹脂の架橋度と化学発泡剤からのガス発生速度の両方を制御することにより製造される。本研究では,気泡核生成に及ぼす架橋度の影響をガス発生速度の影響から切り離して解析するために,架橋度を制御した熱硬化性樹脂を用いて,化学反応を伴わない超臨界二酸化炭素による物理発泡法を実施した。解析には様々な組成比のスチレン/ジビニルベンゼン共重合体を,異なる架橋度の熱硬化性樹脂のモデル材料として用いた。解析の結果は,樹脂の弾性率ではなく架橋点間分子量(架橋点間距離)が物理発泡における気泡核生成を決定する主要因子であることを明確に示した。  ・・・・(以下pdf参照)
まとめ  本研究では,熱硬化性樹脂の架橋特性が気泡生成に与える影響について定量的に評価するため,様々なMCを有するスチレン/DVB共重合体を調製し,動的粘弾性測定,接触角測定を行うことにより,MC及びΥsvを算出した。また,超臨界二酸化炭素を物理発泡剤として使用したバッチ発泡法を実施し,得られた発泡体の断面気泡構造を評価した。解析の結果,熱硬化性樹脂の発泡においては,気泡生成の可否は材料のG'やΥsvでなく,MCによって決められることが明らかになった。さらに,気泡核生成するためには2Rcrは架橋点間距離よりも小さい必要があることが示された。
研究種別 研究論文
備考

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